従順摩耶

作者コメント：

わいわい、がやがや、ぱくぱく、むしゃむしゃ。黒「なんかさー。昼メシどきの食堂で、艦娘と深海棲艦が入り混じって、フツーに日替わり定食とか食べてる光景って…ウチの鎮守府だけ？それとも、よそも案外こんなモンなの？」鹿「さすがにソレは無いんじゃないかな～？まあ、前線基地司令官のワルちゃんが提督さんにラブラブで、デイリー出撃任務を出来レース…いや、お互いウィンウィンで片付けたあとは、深海の子たちもみんなしてウチのタダ飯食べて帰る。そんなの、さすがにウチだけでしょ？ワルちゃんにいたってはそのままお泊りして、提督さんとパコりまくったあげくに朝帰りだしさ？たぶん大本営とかにバレたら、けっこうヤバい案件だと思うよ～？」黒「だよねー。なるべく鎮守府の出入りは、人目に付かないように言っとかないと。ヲーちゃん改めぺーちゃんなんか、自称『鹵獲空母』とか言って、グラーフの部屋で毎日ゴロゴロしてるしなー。さすがのワルちゃんも『週イチでいいから基地に顔出しなさいよね？直行直帰ばっかでタイムカード真っ白だって、集積地のヤツすっごい怒ってたわよ！？』とか文句言ってたくらいだし」鹿「平和ね～」黒「平和だよね～」リ「だからな、魚雷ってのは、敵さんの進行方向と進行速度で未来予測位置はじき出して、ソコめがけて撃たなきゃ意味ねーんだよ？オメーら、回避されるコトまで勘定に入れてねーだろ？んなこっちゃ、いつまで経ってもアタシにゃ当たんねーぞ？（ひら仮名翻訳済・以下同文）」？「だってー！リっちゃんホイホイ避けすぎなんだもんっ！！アレじゃ当たるワケないよーっ！？」リ「ったりめーだろ！こちとら何年重巡やってると思ってんだよ！？年季が違わあ、年季が！！」黒「それにしても、リっちゃんてホント面倒見イイよねえ？フツー、敵のヒヨッコ駆逐艦にあんなに世話焼いてくれたりする？」チ「まあ、あの子は姐御肌だしねえ。たぶん、沈んでサルベージされたら高雄型重巡三番艦あたりになるんじゃないの？まあ、ココにはもう摩耶ちゃん居るんだけどさ（ひら仮名翻訳済・以下同文）」鹿「あー、そーゆーのってあるよねー。じゃあチーちゃんも、サルベージされたら北上さんにでもなるワケ？」チ「う～ん。考えたコトもないな～？…ってゆーか、深海棲艦やってくのに精一杯で、そんな沈んだ後のコトまで考える余裕ないってゆーか？大変なのよ、お給料安いし、毎月のカードの引き落としとかきついし。軽ちゃんが転職しちゃった気持ち、よ～っく分かるわ（涙）」摩「なんだよなんだよ、アタシの名前なんか出しやがって？なんか色っぽい噂でもしてたのかー？…へ？リ級のヤツが？サルベージされたらアタシになるんじゃないかって？はっはっはーっ！んなワケねえだろ、バカも休み休み言えよ！？だいたい、アタシとアイツじゃ、胸の大きさからして段違いじゃねえか？あんなザコがアタシになるなんざ、百年早えっての！！」リ「おっ、ケンカか？ケンカ売ってんのか！？いいぜ？買ったろーじゃねーか！？テメー沈めて、アタシが摩耶に取って代わってやらあっ！！」摩「ああっ！？やんのかコラ！？」リ「おおっ！！上等だオラ！！」ちゅど～ん！（三式弾の着弾音）妙「はいはい！食堂で騒がない！…高雄？あなた、妹の躾がなってないんじゃないの？」高「ごめんね妙高、手間かけさせちゃって。摩耶には私からきつく言っておくわ。もちろん、そこの摩耶かもしれない子にも。そうねえ…とりあえず午後の演習、私と愛宕の相手でもしてもらおうかしら？」リ「ん？おいおい、なにビビってんだよ？顔、真っ青だぞ？…あっ！きったねーっ！！コイツ、ションベンちびってやんの！？」摩「…オメー知らねえじゃん？ガチギレしたときの姉貴の怖さ、知らねえじゃんっ！？見てみ？すっげーニコニコしてんだろ？んで、こめかみピクピクしてんだろ？…アレ、マジでガチギレしてんぞ！？オメー…生きて深海戻れねえかもしんねえぞ！？（ガクガクブルブル）」高「摩耶…返事は？」摩「は！はいっ！高雄姉様たちとの久しぶりの演習、楽しみですっ！！よろしくご指導願いますっ！？（ジョジョ～）」鹿「あらら、た～いへん。どうするこーちゃん？もしかしたら新しい摩耶、レベル上げしなくちゃいけないかもよ？」黒「え～？めんどくせ～！鹿島っち練習巡洋艦なんだから、そっちでテキトーに面倒見てよ～？」