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Fujiko comes in contact with The Informant

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    2017-06-29
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作者コメント:

不二子の“華麗”なる活躍を描く第一弾「お久しぶりね、少佐」不二子はスコットランドの片田舎にある一件の酒場に来ていた。店のカウンターでは店主と思しき男が黙々とグラスを磨いていた。店内を見渡すと、客は一人もいなかった。「やぁ、不二子。待ってたよ」「少佐も元気そうね」少佐と呼ばれた男はブライアン・マクレガー(Brian McGregor)といった。この男はかつてSAS(Special Air Service:英国陸軍特殊空挺部隊)に所属していた元軍人だったが、英国内において、「北アイルランド紛争」が勃発すると、自身が所属していたSASもこの紛争に投入され、自身も参加したが、この時、IRA(Provisional Irish Republican Army;北アイルランドのテロ組織)による報復で妻子を皆殺しされ、復讐のため退役した経緯があった。1998年4月10日の「ベルファスト合意」により、表向きは北アイルランド紛争は終結したかに見えたが、彼の復讐が終わったわけではなかった。IRA残党狩りの為の情報収集と日銭稼ぎに、裏稼業は最も適していた。勿論、酒場の店主も身を隠すための手段に過ぎない。ブライアンは、そそくさと店のドアに掲げてあった看板をCLOSEDに返えすと、不二子の腰に手を回した。「ちょっと少佐!今日はコレが目的?」不二子はブライアンにちょっと怒った目つきを向けた。ブライアンとの顔の距離は10cmと離れていなかった。「勿論“仕事”の為さ。でも、その前に・・・」ブライアンは言い終わるのも、もどかしいといった具合に不二子と唇を合わせた。不二子はそれに抗うこともなく、どちらからともなく舌を絡め合わせた。
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