永遠の17才

2018-10-12

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F104

原作：

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作者コメント：

始「モニターとやらの前に控える汝ら臣民に告ぐ、我は真祖・秦始皇である！本来なれば汝ら凡俗など生涯目通りかなわぬものの、此度は特に許す。我が詔を聞くがよい！なにやら汝らのうち、我を『おばあちゃん』呼ばわりする不忠者がおるようじゃが、我は汝らの父も母も産んだ覚えなどない！我を『おばあちゃん』と呼んで良いのは、可愛い二人の孫娘のみと心得よ！！さらに申さば、我が仙丹を服して不老不死となりしは、齢十七の時である！すなわち、固定年齢はいついつまでも、永遠の17才なのじゃ！！ゆえに、今後みだりに我を『おばあちゃん』呼ばわりする者は、これを厳罰に処する。どうしても敬愛を込めて我が名を呼びたいとあらば…うむ、格別の恩寵をもって『しーちゃん』と呼ぶを許す！！きゃはっ♪しーちゃん永遠の17才だもーん♡（にぱっ）」…ライブ配信でもないのにパソコンに話しかけてらっしゃるあの御方、どうすればいいんですかね、陛下？黒「あ、あたしに振らないでよっ！…いやまあ、おばあちゃん不老不死だし、半分神仙みたいなもんだし、色々と次元の壁のあっち側とか、見たり聞いたり話せたりするらしいのよ。ちっちゃい頃、肝試しでおばあちゃん『ほれ、そこに幽鬼が隠れておるぞ。康熙を喰おうと待ちかまえておる。じゃが安心せい、悪い幽鬼は皆この我が退治してくれるでな』とか言ってたもん…」それ、単に、子供怖がらせて面白がってる悪いオトナなのでは？黒「ううう、身内だけど否定できない…」あと、最後の『きゃはっ♪』と『しーちゃん』と『永遠の17才』なんですけど…黒「それに関しては忘れなさい。ウチの帝室の名誉にかかわるから。…っていうか忘れてっ！お願い、忘れなさいよおっ！！」との勅命により、すべて忘れることにいたしました。忠実なる臣民の皆様もどうかお忘れ下さい。